9年前テレビで見ながら、悲鳴を上げるしかなかった。あの現場に立った。永きに渡る、無間地獄のような厄災からも逃げずに、戦っている人がここにいる。
本当にすごい。そんじょそこらのスタートアップの比ではない。ゼロからイチどころか、マイナスからゼロへ持っていくだけでも精一杯。
しかし、未来に生きる自分の子供たちに誇れる町を作ろうとする人々が、強くしなやかに生きている。壮絶かつ、淡々としながら。磁石のように惹きつけられたこの地から、自分が学ぶものは何か?そして、これから我々がやるべき事は何か?
福島の「帰還困難区域」は、超過疎化社会という未来の映し鏡。
打ち捨てられ、荒廃した家屋や農地。廃墟。放射線ではなく、労働力、担い手不足や朽ちるインフラがこれと同じ状況を生み出す。タイムマシンが無くても、ここに来れば日本の限界集落の未来を見つめることができる。
Kommentarer